体臭を改善するには善玉菌を活用しましょう!

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体のニオイは一度気になり始めると、周りの人が感じていなくても気が気で無くなるという人も多いかと思います。

特に女性は一般的に男性よりも嗅覚が良いと言われています。

最近の研究で分かってきたことは、嗅覚はほかの感覚と異なり、脳の奥深い古い部分である本能に直結結びつく部分で感じているという結果が明らかになりました。

本能に直結しているということは、ニオイが気になってしまうのは本人の好みではなく体が反射的に反応しているという事です。

ニオイは感じた人の感情や好みを超えた生命にかかわる部分を刺激する感覚だったのです。

自分の体臭が気になる人がニオイを改善したいと思うのは本能的に自然な事だったのです。

体臭の悩みを解決するために微生物の善玉菌が強力な味方になってくれそうです。


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もくじ

体臭はどんな種類があるの?

体の外から発生するニオイと体の中から発生するニオイとに分かれます。

汗臭さや脇のニオイは体の外、口臭や息のニオイは体の中から発生するニオイと分けて考えます。

体の外から生まれるニオイ

代表的なものは汗のニオイです。汗自体はニオイを持っていません。

衣類に汗が吸収され衣類の雑菌が汗の成分を分解することで悪臭が発生します。

制汗スプレーや汗をこまめに拭くだけでもかなりニオイを抑えることが出来ます。

また衣類をよく乾燥させ日干しすることで雑菌の繁殖が抑えられ、嫌なニオイが発生しにくくなります。

汗のニオイで他の原因として挙げられるものは脇の下や陰部周辺にあるアクポリン汗腺という汗を分泌する組織から出てくる「脂汗」があります。

この「脂汗」が脇の下や陰部周辺にいるワキガ菌によって分解されると独特なニオイが発生します。

これは一般的に「ワキガ臭」と呼ばれるものです。

ワキガ臭を抑えるためには医学的な処置が必要です。

塗り薬や、ワキガ菌が住み着いている部分に外科的処置を施すことでニオイを抑えます。

欧米ではワキガ臭を個人の個性として考えられており、日本のように忌み嫌われることは少ないのです。

生物学的には「フェロモン」とも考えられています。

体の内部から発生するニオイ

体の中にはニオイを発生する原因が多くあります。

内臓の病気の場合、その病気特有のニオイが発生します。ガンや糖尿病などが独特のニオイを発生する病気です。

健康な状態でも消化器系のニオイはかなり気になるものもあります。

とりわけ体臭に強く関係する内臓は腸です。

食べたものが腸で分解されるときに体質や体調によって硫化水素やメルカプタン、アンモニアといった体に有害でニオイが強い物質が生み出されることがあります。

体の内部のニオイは体の外部と違って人の手でニオイの原因を取り除くことが困難です。

そこで体の中の微生物にニオイの原因をおさえこんでもらうのです。

善玉菌は体のニオイをやわらげる

善玉菌とは腸の中に住むビフィズス菌や乳酸菌等の乳酸を作り出す細菌の総称です。

善玉菌が腸内で活発に働くと食物が消化される際に発生する悪臭の元を抑えることが出来ます。

善玉菌が低調だと悪玉菌と呼ばれるウェルシュ菌などが活発になり、硫化水素、メルカプタン、アンモニアといった体に有害で強い悪臭がする物質が作られるのです。

善玉菌は活動が活発だと乳酸を作り出し腸内を酸性に変えてゆきます。

悪玉菌は酸性の環境に弱いので活動が低調になり悪臭の元を作り出しにくくなります。

腸の中には様々な細菌たちの集落(腸内フローラ)があり、絶えず善玉菌と悪玉菌、そして体調によって動き出す日和見菌が勢力争いをしています。

善玉菌が活発になるように応援する事が体臭を抑えることにつながります。

善玉菌を活発にして体臭を抑える

腸内フローラ内の細菌同士の勢力争いの中で善玉菌を活発にさせるにはどのような方法があるのでしょう。

飲食することでビフィズス菌や乳酸菌を直接体の中に取り入れる

特定保健用食品(トクホ)認定されているビフズス菌や乳酸菌入りのヨーグルトを食べると悪玉菌から発生するアンモニアが減少したとの研究結果がでています。

現在ではビフィズス菌や乳酸菌入りの食品は数多く発売されていますが、トクホ認定は科学的根拠があると認められていますので、効果が期待できそうです。

乳酸菌やビフィズス菌の栄養になる物を食べる

乳酸菌とビフィズス菌の両方の栄養になるのがオリゴ糖です。

乳酸菌とビフィズス菌はオリゴ糖を分解して乳酸を作り、腸内の環境を酸性にして悪玉菌の活動を低調にします。

オリゴ糖はあずき、いんげん、エンドウ豆などの豆類に多く、また、きな粉などの大豆の加工品にも多く含まれています。

人間にはオリゴ糖を分解して消化する事は出来ません。

不思議な事にお母さんの母乳にはオリゴ糖が含まれています。

これは人体の神秘の一つで、乳児の体内の善玉菌を育てる為にお母さんの体が授乳時期だけオリゴ糖を作り出しているのです。

終わりに

体内でニオイを発生する原因は腸に大部分があります。

腸内の環境を整える事は、発生する悪臭を伴う腸内ガスを抑える事につながります。

お肉をたくさん食べると体内の悪玉菌は活発になる傾向がありますが、オリゴ糖などの善玉菌の栄養を取り入れる事で腸内の環境のバランスを取ることができます。

体臭を改善するためには善玉菌を味方につけてニオイを気にしなくていい快適な生活を送りましょう。


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