若返りへの近道は少食!! 食べない事がアンチエイジングに?!

Pocket

古くから「少食」は健康にいいことが知られています。

腹八分目は昔から医者いらずと言われて少食の効果が認められていました。

少食だと肌が荒れる事が少なくなったなどの報告が多数あり、美容やアンチエイジングの効果もあるようです。

「大食い」よりも確かに健康そうな響きがある「少食」という言葉。

科学的に健康に良いことが認められて、美容やアンチエイジングなどの若返り効果が少食に期待できるとしたら、こんな手軽な一石二鳥の健康法はありません。

少食が健康や、美容、老化防止に対して科学的、医学的根拠は本当にあるのでしょうか?


スポンサードリンク



もくじ

少食の医学的効果

少食は医学的に体にどんな影響を与えるのでしょうか?

また健康を損なう可能性は無いのでしょうか?

 

少食は内臓の負担を減らす

少食は食べる量が減らすので、普段の食事に比べて消化器官の負担が減ります。

生き物は食べたものを消化する時に大きなエネルギーが必要になります。

食事してから時間を置かずに再び食事を繰り返すと消化器官が休む暇がなくなり、消化しきれなくなります。

消化しきれなくなった食物は腸内に住む悪玉菌によって腐敗してきます。

未消化の食べ物が腐敗するときに体に有毒なアンモニアや硫化水素といった化学物質が発生して肝臓を始めとした内臓に負担をかけてしまいます。

少食にすると、消化器官の負担が減るので、食物も速やかに消化され、体に有毒な化学物質が生まれにくくなり、内臓の負担が大きく減ります。

肝臓は体内で発生した毒素を分解する大切な内臓です。

少食にすると体内の様々な毒素も発生しにくくなりますので、毒素が肝臓で分解される時間内で処理されるので、デトックス効果も通常の食事量に比べて期待できます。

美肌効果

肌が荒れてくる原因は色々あります。

睡眠時間がまちまちな不規則な生活や脂っこいものや肉類中心の偏った食事、飲酒、喫煙、等複数の原因が考えられます。

肌を荒らし、老化を早めるのはいろんな理由がありますが、同じ物質が原因となっていることが多いのです。

その物質は「活性酸素」という体を老化(錆びさせる)させてゆく化学物質です。

体の細胞が傷ついて老いてゆく主な原因は活性酸素です。

活性酸素は細菌や異物を破壊力できるほど強力な物質です。

白血球という体を外敵から守る細胞があります。

白血球は体に異物や細菌が入り込むと活性酸素を作り出して異物や細菌を破壊します。

活性酸素の威力は強力なので細胞などは簡単に傷ついてしまいます。

活性酸素が肌の張りを保つコラーゲンというたんぱく質を傷つけ、肌の張りの回復を遅らせます。

体も活性酸素から細胞を守るために抗酸化物質という活性酸素を中和する物質を作り出しています。

ただし、体の中で作られる抗酸化物質の量には限りがありますので、活性酸素の量が多いと中和が間に合わず、細胞の老化が進んでしまいます。

少食にすると活性酸素の発生も減るので、体が作る抗酸化物質の中和作用が間に合うようになります。

体の中に抗酸化物質がいつも十分にあると、肌の張りが衰えにくくなるのです。

体臭予防、特に加齢臭が減る

加体から分泌される皮脂が酸化すると加齢臭が発生します。

体の代謝が活発な若い時には分泌された皮脂が酸化されてニオイを発生する前に体外に排出されます。

代謝が落ちてくる年齢になると、分泌された皮脂も体外に排出される速度が遅くなり、紫外線や活性酸素によって皮脂が酸化して加齢臭を出すのです。

少食はそもそも皮脂の過剰な分泌を減らしてくれます。

少食を続けていると活性酸素を中和する抗酸化物質が体内で十分な量を維持することが出来るので、皮脂の酸化が抑えられやすくなり、加齢臭が発生しにくくなるのです。

活力がみなぎるようになる

疲れが抜けにくい方はぜひ少食を試された方が良いと思います。

体の中で一番エネルギーを使うのが胃腸や栄養に分解する酵素を出す消化器官です。

消化器官は色んな種類の分解酵素を分泌して食べたものを栄養に変えるのですが、分解酵素を作り出すにも多くのエネルギーが必要です。

満腹になると眠くなるのは、食べたものを消化するために消化器官に血液が多く巡りだすからですが、血液は消化器官にブドウ糖を始めとした消化エネルギーをたくさん運ぶ為に多く流れ出すのです。

少食に切り替えたとたんに頭が冴える様になったという人が多いのは、消化器官に使われるエネルギーが減る為、脳に十分なエネルギーが回るようになったからと考えられます。

少食を続けた60代の人たちに持久力テストを繰り返し受けてもらった結果、20代と同じかそれ以上の良い成績が頻繁に記録されたというアメリカの研究レポートもあります。

持久力テストの結果も消化器官で無駄に使われるエネルギーが減り、運動するための筋肉系に回るようになったからと考えられます。

若返り遺伝子が動き出す

若返り遺伝子または長寿遺伝子と呼ばれている遺伝子、サーチュイン遺伝子が少食によって動き出します。

空腹状態になるとサーチュイン遺伝子は活性化して、傷ついた細胞を修復してくれます。

傷ついた細胞を修復しないと細胞はだんだん機能停止して死んでしまい、機能停止する細胞が増えると老化のスピードが速まります。

傷ついた遺伝子は異常な分裂をすることがあり、分裂が止まらなくなるとガン細胞になります。

サーチュイン遺伝子が傷ついた細胞を修復することでガン細胞になるのを防ぎます。

空腹状態になると、サーチュイン遺伝子が体のあちこちで活動し始めて老化の原因になる傷ついた細胞を修復してくれるので、結果として体が若返るのです。

 

少食のデメリット

少食をいきなり始めると脱力感や空腹感でつらくなることがあります。

私は朝食と昼食を抜いて少食を実践しましたが、3日目には非常につらいひもじさと脱力感を覚えました。

7日目ぐらいで脱力感は無くなりましたが、空腹感はまだありました。

2週間目ぐらいにやっと空腹感がなくなり、体に重大な不具合は今のところ出てきていません。

今のところ、少食を継続して大きなデメリットは無いように思えます。

最初が苦しいだけで、乗り越えるとよいことの方が多いと感じています。

少食のやり方

三食の内どれか1食を抜くだけでも十分に効果があります。

朝食をしっかり食べないと脳に栄養が回らないのでよくないという説もあります。

確かに朝食抜きを始めた最初のころには頭がはっきりしないような感じがする事もあるでしょう。

私の個人的な経験では2週間も続けると空腹を感じなくなり、頭は以前よりはっきりしたような感じがします。

どれか1食を抜かなくても毎回の食事の時に食べる量をいつもの6割ぐらいに減らすだけでも同様の効果があります。

食事の量を減らす方法は時間をかけて自分に合ったものを選んだ方が挫折せずに良い結果が得られるでしょう。

 

おわりに

現在も、私は少食を実行して、朝食は毎日、昼食は2日に1度抜いています。

最初のころは朝を抜くと昼食までがつらくひもじい時もありましたが、2週間も続けていると慣れてきます。

次のステップは昼食も抜いて夕食だけにチャレンジしようと思ってます。

少食を続けていると起きた時の目覚めが良くなりました。

3食食べてた時のように昼下がりに眠くなることも無くなりました。

不思議なのは私の場合なかなか体重が落ちません。

少食をしている割には体重の減り方が非常に緩やかなのです。

基礎代謝が落ちているのでは、などと考えていましたが体重が増えないだけでも良しとしようと考えています。

肌は確かに顔や腕の皮膚に張りが戻っている感じがします。

食事を減らすだけで健康になって若返るのだったら、こんな手軽でローコストな方法は無い思います。


スポンサードリンク




 

コメント

タイトルとURLをコピーしました