腹六分目はエステいらず!! 手軽に出来たアンチエイジング!!

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アンチエイジングが注目されてから様々な方法が出てきています。

アンチエイジングをサポートするサプリメントや食品、アンチエイジングのやり方を指南する本やDVDもたくさんあります。

いずれの方法も数年間継続すれば若返りの効果は期待できると思います。

継続は力なり、です。

しかし、選んだ方法がつらくて、長く続ける事が難しくて途中で断念してしまったり、費用が高くて金銭的に続けられなかったり、など様々な理由で継続できなくて挫折してしまう事が多いのも事実です。

そこで手軽に出来そうなアンチエイジングを紹介したいと思います。

それは、ただ食べる量を減らして、腹六分目で若さを保とうという方法です。

たったこれだけの方法ですが、意外にもすごい効果があることが分かってきています。



もくじ

いつも食べている食事はひょっとして量が多いのかも

今のご時世は、冷凍食品、インスタント食品などのすぐに手軽に食べることが出来る食品が溢れています。

現代の食生活では十分すぎるカロリーが摂取されています。

一昔前では体力をつけるためには「十分な栄養」と「休息」が必要だと言われていましたが、それは普段の食糧だけでは栄養が十分ではなかった時代の話です。

現代の医学では「栄養」(ここでは「カロリー」に置き換えて考えます。)に対しての考え方が進んで、体が必要以上のカロリーを取ると老化が早まってしまう事がだんだん判明してきました。

目安として最低必要なカロリーの量は男性で一日当たり30~40歳60kgの体重の方で1500~1900kcalが必要です。

仕事の質によって必要なカロリーに幅が出てきますが、大体この数値内です。

女性の場合は一日当たり30~40歳50kgの体重の方で1400~1800kcalが必要です。

目安以上にカロリーを取ると余ったカロリーは脂肪に変わったり、血中の糖分となって体に色々な悪さをしだして、徐々に老化を早めます。

参照:ファスティングとアンチエイジングの関係

腹六分目は医者いらず

最近では生物の寿命についてかなり詳しく研究されて、衝撃的な研究結果が報告され始めています。

特に注目されている結果は、ほとんどの生物で摂取する栄養を40%減らした場合、生き物の寿命が1.5倍に伸びたという驚くべきものです。

卵を産むニワトリも年老いて卵も産まなくなります。

卵を産まなくなった雌鶏にわずかなエサと水しか与えず、数週間飼育したところ、羽が若返り、卵を再び産むようになったという事例が数多く報告されています。

人間にDNAが近いとされるサルで食事制限の実験したところ、食事制限したサルと十分な栄養を与えて飼育したサルとを比較してみたところ興味深い結果が報告されています。

十分な栄養を与えて飼育したサルは外見は何も変わらなかったですが、食事制限をしたサルは毛並みが艶々として若返った様な状態になり、顔つきも以前よりも若々しく見えたとの研究結果も出ています。

腹六分目は若さにつながる?

食べる量を減らすと若さを保てる可能性があります。

先に紹介した動物実験の結果だと若さを保つどころではなく、若返っています。

若返りの原因は色々考えられますが、主な理由は3つあると考えられています。

消化器官の負担が減る

物を食べる事は栄養を体に取り込むことですが、栄養を取り込むための「消化」には大きなエネルギーを必要とします。

もし現在の食事量が必要なカロリー以上に食べているとしたら、消化器も必要以上にエネルギーを使っています。

体のエネルギーは消化だけでなく、体のあちこちのメンテナンスなどにも使われます。

体のエネルギーが余分に消化に追われてしまうと、消化器官を始めとした内臓の修復が遅れて老化が進みやすくなります。

逆に少ない量を食べる事は、内臓を休ませ体の修復を進める事になります。

少食の結果、体の内側が十分修復されるので若さを保つことが可能になります。

活性酸素が減る

生き物が活動するためには食物が必要です。

食物が消化器官に入って消化され栄養となり、体中の細胞に栄養が送り届けられて生命は維持されます。

そして細胞の中のミトコンドリアという組織が栄養を燃やして生きてゆくために必要なエネルギーを作り出してくれています。

ミトコンドリアが栄養を燃やしてエネルギーを取り出す時、一緒に「活性酸素」という細胞を傷つける物質も作り出します。

活性酸素を中和する抗酸化物質も体内で作られており、活性酸素が過剰にならないようにします。

必要以上にカロリーを摂取すると活性酸素の量も増えます。

しかし体の中で作られる抗酸化物質は一定の量しかありません。

余分なカロリーから生まれた活性酸素は中和されることなく細胞を傷つけます。

活性酸素に傷つけられた細胞はバラバラになって死滅します。

また細胞のDNAが活性酸素に中途半端に傷つけられると死滅せずに異常増殖してガン化することがあります。

活性酸素を減らすためには食事量を減らすことが効果的です。

合わせて野菜や果物などに含まれている抗酸化物質のビタミンCなどを積極的に摂取するとさらにアンチエイジングに効果的です。

長寿遺伝子が目覚める

人類が安定的に食べ物が手に入るようになったのはここ1,2万年のことで、農耕が始まってからです。

農業によって定期的に収穫し、貯蔵することによって食べ物を安定供給することが可能になったのです。

農業が始まる以前は狩猟が中心でその日暮らしに近い食生活だったと考えられます。

現在の地球上にいる人類は農業が始まる以前の飢餓を生き抜いた人類の子孫という事になります。

食べ物が無い飢餓を生き抜いた人類は空腹の時に生命力を発揮してきました。

その生命力の源が長寿遺伝子、またはサーチュイン遺伝子と呼ばれる遺伝子です。

サーチュイン遺伝子はお腹がすくと、アンモニア、硫化水素などの毒素や活性酸素に傷つけられた細胞を修復します。

空腹状態にならないとサーチュイン遺伝子は目覚めません。

腹六分目は長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子を目覚めさせ、活発にさせます。

腹六分目を始めるには

いきなり毎日のカロリー量を40%減らすといっても、食べているものが何カロリーなのか、把握されている方は少ないのではないでしょうか。

そこでお勧めなのが、食器の大きさを簡単な目安とされることです。

お味噌汁や野菜等の副食は減らさずに、ご飯をお茶碗の半分にするだけでも食事のカロリーを30~40%減らせます。

あるいは、朝食、昼食は抜いて夜に好きなものを好きなだけ食べる方法もおすすめです。

お昼前や夕食前にお腹がすいたらカフェインが入っていない温かい飲み物をゆっくりと飲むと空腹感が和らぎます。

空腹に我慢できずに間食をすると血糖値が上がるので、せっかく働いているサーチュイン遺伝子の活動が止まってしまいます。

おわりに

お腹いっぱいに食べる事は、実は体にあまりよくないことだったのですね。

満腹ではなくて、腹六分目にしておくとお金や時間をかけることなく、若さを取り戻す事が出来そうです。

ただ、腹六分目だと、最初の1、2週間は空腹感と不快感が出てくることがあります。

低血糖状態になっているとめまいなどが出てくることもあります。

めまいが続くようでしたら、一度食生活を元に戻し、改めて腹六分目に挑戦した方がよいでしょう。

ゆっくりと体を慣らして、腹六分目アンチエイジングを意識しないで実施できるようになりたいですね。



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