運動をしてストレス発散、気分爽快!!
いい汗をたっぷりかいて、体は今日も元気!!
運動をしないと健康に良くないといった考え方はほぼ市民権を得た常識になりつつあります。
私自身もしばらく運動をしないと体の調子が良くないような感覚を覚えます。
しかし意外な事に最近の医学界の研究によると運動はしない方が長生きする可能性があるという研究結果が出てきました。
運動をした方がよいのか、しない方が良いのか?
一体どちらが健康に良いのでしょうか?
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もくじ
運動は体に良くないの?
運動をしている人たちは元気で活発な人が多いような気がします。
身体測定などでは実際にスポーツをやっている人の方が結果も良い人が多いのが現実です。
ではなぜ運動をしない方が長生きする可能性が高いのでしょう。
有名ジョガーの死
30年以上前にジム・フィックスさんというアメリカ人が突然亡くなりました。
フィックスさんは30歳代まで体重100kg前後の肥満体でした。
減量をするために毎日15kmのジョギングをした結果、体重を30kg以上減らすことに成功しました。
フィックスさんは自分自身の成功体験を本として出版して世界中にジョギングブームを巻き起こしました。
フィックスさんはジョギングの教祖、ジョギングの神様などと呼ばれたのです。
ところが、フィックスさんは突然亡くなってしまったのです。
突然死の原因は心筋梗塞でした。
フィックスさんの突然死を境に一気にジョギングブームは衰退してしまいました。
ジョギングの代わりに心臓への負担が更に少なく、高齢者にもできるということでウォーキングブームが訪れたのでした。
心臓は自然に治らない
心臓の細胞は退治の時に細胞分裂が止まり、大人になっても心臓の細胞は増えません。
心筋梗塞などの心臓疾患で心臓の細胞が死んでしまうと心臓の血管を人工血管に置き換えるか、心臓そのものを移植する事で生命を維持する方法しかありません。
それも出来ないと死を迎えるしかないのです。
多くの生き物の寿命は心臓にある
一生のうちで刻まれる心臓の脈拍回数は驚いたことに、ほとんどの生き物で同じなのです。
ほとんどの生き物は生まれた時から決められた心臓の鼓動の数を持っています。
砂時計が落ちるように心臓の鼓動によって寿命を確実に刻まれてゆくことになっているのです。
一生涯の心臓の脈拍数は20億~30億回
哺乳類や鳥類などの温血生物の心臓が一生涯で脈拍する回数は20億~30億回です。
ネズミがなぜ短命なのでしょう。
それはネズミの心臓の鼓動が非常に早いからです。
ゾウが人間以上に長生きすることがあるのはゾウの心臓の鼓動がゆっくりだからです。
人間の場合、1分間50回の脈拍の人は20億回だと約76年がその人の寿命という事になります。
心臓の鼓動が30億回ある場合だと約120年になり、ギネスの長寿記録もこのぐらいの年齢ではないでしょうか。
決められている心臓の鼓動数を大切に使う
エアロビクスなどの有酸素運動は150程度の脈拍を5分間維持するといったメニューがあります。
普段50回程度の脈拍を150回にすると心臓は3倍速く老化してゆくのです。
一生涯の心拍数が決められているのならば、心拍数が上がるスポーツは寿命を縮めるといえるのです。
マフェトンというアメリカのスポーツ学者が新しい考え方を提唱しています。
どういう考え方かというと、「マフェトンの公式」という計算方法を使って無理のない最大心拍数を算出しようという考え方です。
「マフェトンの公式」によると、めったに運動をしない人は「170引く自分の年齢」よりも心拍数を挙げないように努力します。
60歳の人でしたら170引く60で110以下に心拍数に鼓動を抑える事で心臓に無理なく寿命を縮めない効果があるのです。
子供の頃からスポーツをやっている人は心臓も強くなっていて脈拍がゆっくりしています。
運動に慣れ親しんでいる人は「180引く自分の年齢」以下が心臓を老化させない脈拍になります。
おわりに
運動をいつもしている人たちは健康的で体に抵抗力もあるだろうから、風邪や病気になんかにならない、だから長生きするんだろうな、と私は思っていました。
しかし、運動をするからと言って、すぐに寿命が短くなるとは考えにくく、運動をすることによってストレスを解消したり、体の抵抗力が上がることで長生きできると私は思っています。
しかし医学界の研究者たちの結果は心拍数をあげる運動は短命につながる研究結果をはっきりと示しました。
何とも複雑な気持ちですが、これからは心拍数を余り上げないウォーキングを中心に体を動かそうと思っています。
いくら運動は寿命を縮めると言われても、少しは体を動かさないと健康に悪いと思ってしまうのです。
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