アンチエイジングにはげんで若々しく頑張ろうとフィットネスジムへ行って運動されている方も多いかと思います。
色々な運動をして爽快な汗を流すことは自律神経が整えられ、ストレス発散になりますので、アンチエイジングの効果も高いと考えられます。
ところが最近の医学界の研究では運動しても必ずしもアンチエイジングにはならないという報告が出てきています。
スポンサードリンク
もくじ
運動しない「ノンエクササイズ」という考え方
最近の医学的運動法は「ノンエクササイズ」という激しい運動をしないという考え方に向いてきています。
普段の生活でも十分に運動量を確保できるし、激しいエクササイズはデメリットがあるという考え方です。
電車とバスを利用し、座席が空いていても座らず、駅の中でもエレベーターを使わず移動するだけでも1日1万歩以上歩くエクササイズ効果があるといわれています。
日常生活では買い物、洗濯、掃除、炊事を毎日行うだけで、かなりの量のカロリーを消費します。
運動をするから太る?
運動をするとカロリーを消費するので痩せると考えられていましたが、最近の考え方は運動をすると逆に太りやすくなるという今までの常識の正反対な考え方になってきています。
なぜそのような考え方になってきたというと、「基礎代謝と運動代謝」の違いを理解する必要があります。
基礎代謝とは人間が生きてゆくために心臓や消化器を動かしたり、呼吸をおこなったり、体の組織に命令を出す脳のエネルギーなど絶対必要な最低限のエネルギーです。
基礎代謝のエネルギー源は体の脂肪です。脂肪を燃やして基礎代謝のエネルギーを取り出しているのです。
運動代謝とは筋肉を動かすときに必要なエネルギーです。
筋肉の中に蓄えられている「グリコーゲン」という糖類が燃焼することで運動のエネルギーが得られます。
筋肉を使ってグリコーゲンが燃焼すると、血液の血糖値が下がります。
血糖値が下がると体は空腹だと感じます。
空腹感が強くなり、体を激しく動かすスポーツや肉体労働の後はたくさん食事を食べてしまうのです。
食べたものは胃腸で消化されますが、消化された栄養分がすぐにグリコーゲンの補充に使われるのではなく、すい臓から分泌されたインスリンというホルモンによっていったん脂肪として体に蓄えられます。
このような仕組みで、運動すると体に脂肪が蓄えられて肥満するのです。
運動や肉体労働した後の食事の量を減らせば、太らずに脂肪も減らせる事は可能です。
ただ血糖値が落ちた時に感じる空腹感はかなり強いので、空腹を我慢し続けるストレスがある運動方法は長続きしにくいでしょう。
ウォーキングは太らない運動法
水泳、ランニング、ジョギングや心拍数が激しく上がるスポーツは筋肉の中のグリコーゲンを消費するので、グリコーゲンを補充するときに太りやすくなります。
買い物、炊事、洗濯、掃除など心拍数が上がらない家事や通学、通勤、通学、買い物の時になるべく歩いて行くように工夫するとカロリーをかなりの量を消費できることは基礎代謝の所で述べました。
その中でも特に歩くことはお勧めの運動です。
心拍数を上げる事なくカロリーを消費するには「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎを歩くことによって積極的に動かす必要があります。
「エコノミー症候群」というじっと座席に長時間座っていると血液が下半身に滞留して血が固まる状態になる病気があります。
固まった血のかけらが血液によって流されて脳の血管を詰まらせると脳溢血になり、最悪、命にかかわる病気が発生してしまいます。
「エコノミー症候群」を防ぐにはふくらはぎの筋肉を動かす事が効果的です。
ふくらはぎの筋肉が収縮することで、血液が下半身にとどまることなく心臓に送り返されます。
このような働きがふくらはぎにはあるので、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれているのです。
歩くとふくらはぎの筋肉が収縮しますのでカロリーが消費されます。
ふくらはぎを収縮すると脂肪を燃やしてエネルギーが作られます。
筋肉のグリコーゲンを使わないので太ることなく減量につながるのです。
早歩きは早く痩せる
人体のエネルギー消費を「単位」で表す考え方があります。
じっとしている安静時に体が消費するエネルギーを「1メッツ」とします。
「1メッツ」で1時間運動するエネルギー量「1メッツX1時間」を「1エクササイズ」とします。
厚生労働省よると1週間に3メッツ以上の運動エネルギーで23エクササイズの運動量が健康を維持するには必要との報告が出てます。
私たちが普段歩くのに使うエネルギーは3メッツになります。
23エクササイズ割る3メッツですと約7.6時間になりますので1週間で一日一時間以上の歩行量が必要な計算になります。
意識して早く歩くようにすると5メッツ消費します。
5メッツですと23エクササイズ÷5メッツは4.6時間となります。
そうしますと1日40分ぐらい歩けば、一週間に必要な運動量を確保することが出来ます。
駅まで歩いて10分、バスや電車の中で立って30分、会社まで歩いて5分など積み上げてゆくだけでもかなりのカロリーを消費することがお判りになると思います。
このように日々の生活の中で、意識してカロリーを消費することで、老化の原因となりやすい脂肪を減らすことが出来、アンチエイジングが実現できます。
おわりに
毎日家事をして歩くことでカロリーを消費して、さらに脂肪の消費も進むことが分かりました。
しかし日々の家事やウォーキングではいきなりは脂肪は落ちません。
ダイエットで食事量を減らしても急激には脂肪は落ちません。
特にお腹周りの脂肪を落としてくびれを取り戻したい、といった悩みや望みを持っている方に即効性のある方法を教えます。
ただお腹をひっこめるのです。
いい加減な話ではなく、実際に効果がある方法です。
意識してお腹を引っ込めるだけでもお腹周りの筋肉が鍛えられてくるので、だんだん本物のくびれが手に入ります。
特に歩く時には意識してお腹をへこませて胸を張って歩くのです。
私も試していますが1週間でウエスト周りが2センチ落ちました。
お腹がだんだん引き締まって硬くなってきています。。
騙されたと思ってやってみてください。無料なのに驚くほどの即効性があります。
試してみる価値ありだと思いますがいかがでしょうか。
スポンサードリンク
コメント