最近は五月も暑いですがまだ湿度が少なくてさわやかに過ごせる日が多いです。
でも5月が終わり六月になると湿気が多くなりはじめます。
この時期注意したいのは湿度が低かった時には静かにしていた水虫です。
夏場を煩わしい思いをしないで過ごすためには、6月から水虫対策を徹底しましょう。
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もくじ
水虫はカビの一種
水虫はカビと同じ仲間です。白癬菌というカビの一種が水虫です。
カビの仲間なので適度な湿気と温度があるとどんどん増えます。
人の体にはカビや細菌から守るために免疫機構が備わっているのですが、皮膚の角質(足の裏や手の平などの皮)に住み着く白癬菌には効果がありません。
免疫機構の中でも外敵をやっつけるのは白血球です。
白血球は血管を通って移動して外敵をやっつけます。
角質層には血管が通っていないために白血球が移動できないので白癬菌を退治できないのです。
そのような理由から水虫は自然治癒が難しい病気の一つに数えられています。
水虫を予防するには
水虫を予防するには白癬菌が住みにくい環境を作る事です。
いつもはいている靴やブーツを乾燥させる
水虫にかかる人は長い時間、ビジネスシューズやブーツなどの湿気が抜けない通気性の悪い靴を履き続けている人に多く見られます。
靴の中は体温で温められている上に、汗もたくさん分泌されるので湿気が好きな白癬菌にとって増殖するにはちょうど良い環境となっているためです。
水虫を予防するには同じ靴を履かずにローテーションを組んで、最低中1日ほどおいて靴やブーツの中の湿気を十分に乾燥させる事をお勧めします。
10円玉の力で殺菌
靴やブーツを休ませている間に、靴の中に10円玉を入れておくと白癬菌や雑菌を死滅させる事が出来るます。
10円玉は銅でできています。銅には細菌やカビを殺菌する力があります。
排水溝の網などを銅で出来たネットにするとぬめりがつかなくなるのは銅の力で雑菌が死滅するためです。
10円玉の銅の殺菌効果によってニオイの素になる雑菌も死滅するのでニオイもなくなります。
裸足になった後は足を良く洗う
プールやサウナ、公衆浴場に行って家に戻ったら足をもう一度良く洗いましょう。
気づかずに他の人の水虫を持ち帰ってそのままにしておくと水虫に感染してしまいます。
既に水虫にかかっている人は
水虫治療用の市販薬もたくさん発売されていますが、使い方を誤るといつまでたっても水虫を治すことができません。
水虫の治療薬は患部だけでなく広範囲に塗る
食べ物の一部にカビが生えているときに、もったいないからとカビが生えている部分だけを取り除いて食べたらお腹を下したことはありませんか?
カビは表面に見えている部分だけでなく、木の根のように広範囲に菌糸を張り巡らせています。
カビを取り除いたから食べても大丈夫と思ったら目に見えない菌糸も食べてしまいお腹を壊すことになります。
水虫もカビの仲間なので表面だけでなく周囲にも根を張っています。
水虫の患部だけでなく治療薬の説明書や医師の説明通り、患部を中心に広く塗布しなければ患部が一時的に治っても、また再発します。
家の人に移さないように
水虫の白癬菌は感染力が強い菌なので、家の人たちに水虫を移さないように洗面脱衣室のマットなどは同じものを使わないようにしましょう。
皮膚の皮が新陳代謝で剥がれ落ちる時に水虫も古い皮(足の裏の垢)と一緒に落ちます。
剥がれ落ちた古い皮からも感染しますので室内をこまめに掃除するようにしましょう。
おわりに
水虫が治りにくい病気と言われるのは、治ったと思って治療を途中でやめてしまい、再発するケースが多いからです。
十分に治療したからもう大丈夫と自分で判断しないで皮膚科で診断してもらい、白癬菌がいるかどうか調べてもらいましょう。
検査の結果、白癬菌が完全に死滅していると医師が診断してくれて初めて水虫を完治できます。
煩わしい水虫から解放されてさわやかな夏を迎えましょう。
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