確定申告で医療控除の季節が来ました。ちょっと控除してみましょう。

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確定申告で医療費控除にチャレンジしてみましょう。私はサラリーマンですが会社の年末調整だけでなく、確定申告もやっています。始めてから早20年近く。最初は戸惑いました。一年に一回しかないのでなかなか慣れません。でもいろいろお得だという事が分かってきました。


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もくじ

割合と身近な控除、それは医療費控除

歯医者さんや、風邪がなかなか治らなくて病院に行ったりなど、そんな事にならないに越したことはないんですが、私の家では残念ながら家族全員何かしらお医者さんのお世話になります。

子供たちも歯医者さんやら眼科やらちょくちょくお世話になるので、家中でなんだかんだで年間十数万円ぐらいいってしまう年がしばしばみられました。

医療費控除は10万円を超えた金額の1/10が国より戻ってきます。

または所得が200万円未満の場合は所得の5%を超えた分の1/10が戻ってきます。

うちの場合、数千円程度ですが国から申告した口座に振り込まれてきます。

この医療費は通院するときの電車やタクシー、バスなどの交通機関の費用もメモ書きして控えておけば対象になります。

いつ、何の交通機関で、どこの病院に、いくらかかったか、を分かりやすく表にしておくとなおベターです。

またドラッグストアで購入した薬なども対象になります。

ただドラッグストアで購入した薬や包帯等は今年の申告からあらたなセルフメディケーション税制という医療費控除でも申告できます。

 

医療費控除とセルフメディケーション税制とは

セルフメディケーション税制とはドラッグストアや薬局で売っている薬や医療品等を購買した際に対象となる税制です。

どういう意味かというと、お医者さんにかからなくて自分で薬を飲んで直しました、でも従来の医療費控除の対象になる10万円以上にはとても届きません、でもこれからは控除できますよ、という税制です。

国の医療費がバンバン膨張しているので、自分で治された方には国から控除を差し上げますよ、という意味合いもあるのでしょうね。

今までは、例えば医療費が12万円かかって申告すると10万円引いて2万円の1/10だから2000円振り込まれるわけです。

とても一年間に10万円も医療費は使わないよ、という人もこちらの税制だとハードルが低くなります。

こちらは12000円以上薬や包帯やシップなどを購入すると、超えた分がそのまま控除の対象になります。

例えば2万円購入しました。12000円ひいて8000円が対象です。

この8000円は所得から惹かれるので税金がかかる部分が8000円少なくなるので住民税や所得税が安くなります。

いくら安くなるかは当初の医療費控除のようにズバリの金額が還付されるわけでなく、税金が安くなるということなので別の機会に計算してみます。

 

医療費控除とセルフメディケーション税制は一緒に使えるの?

ダブルで控除出来たらおいしいぞ、と調べてたらダメでした。

どちらかを選択しなければならないのです。

でもどちらで申告するのが得なのか?簡単な判別法を記します。

一つの目安は医療費にかかったお金が10万円が境です。

既存の医療費控除では10万円まで到達しないとお金は帰ってきません。

ですから12000円以上10万円未満ではセルフメディケーションを選びましょう。

では10万円を超えている場合は?

医療費から10万円引いた残りと、市販薬を購入した金額から12000円を引いた残りとどちらが大きいかが判断基準です。残りが大きい方で申告しましょう。

 

まとめ

確定申告はやってみる価値ありです。医療費控除が比較的簡単でおすすめです。

最初は戸惑いますが、申告すれば税金が安くなったりお金が還付されることがあります。

そしてなによりも自分がどれぐらいの税金を納めているのかがよく分かります。

今年から確定申告にチャレンジされてみるのはいかがでしょう。

 


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