六月の天気は梅雨空だから紫外線対策には早いかもしれない。
そんな考えを持っているとお肌のトラブルに悩まされることになるかもしれません。
六月は一年の中でもすでに紫外線が強くなっている時期です。
本格的な夏だとしっかりと紫外線対策されている方も多いと思いますが、六月はもう夏並みの紫外線があると考えて、７月、８月と同様のしっかりとした紫外線対策が必要です。
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もくじ
六月は曇り空が多いから紫外線は少ないように感じるけど？
梅雨空の六月は紫外線が少ないのではと、私も思っていましたが、以外にも紫外線は曇り空を通って肌まで辿り着きます。
晴れた日の紫外線はあなたの肌に一直線に降り注ぎますのでUV対策された日傘（日傘をさしていても生地にUV対策されていないと意味がありません。）をさしたり、UV対策された帽子をかぶって、ある程度紫外線対策が出来ます。
曇り空は雲の中を通過して紫外線が届くわけですが、雲の中を通るときに雲の水分に反射されて紫外線が分散されます。
晴れた日のように太陽から一直線に紫外線が降り注ぐのでなく、雲全体から様々な角度で紫外線が降り注ぐことになります。
夏は曇りの日の方が肌が奇麗に焼けると言われていますが、同じ理由ですね。
曇りが多い６月こそ念入りに紫外線対策が必要になります。
肌は紫外線に傷つけられて老化する
肌を傷つける紫外線は大きく分けて２種類あります。
UV-A
肌の奥深くまで届く紫外線で、肌を作り出す組織まで届き、組織を傷つけます。
UV-Aによって傷つけられた組織はだんだんと肌の張りを保つ「コラーゲン」というたんぱく質をを失い、シワやたるみが発生します。
UV-B
日焼けすると肌が黒くなる事に関係する紫外線です。
UV-Bを浴びると、肌の組織を守るために体はメラニン色素を作り出します。
メラニン色素が「日焼け」の色の素です。
若い年齢だと肌の新陳代謝が活発なのでメラニン色素は新しく作られた皮膚に押し出されて体の外へ古い皮と一緒に剥がれ落ちます。
加齢で肌の新陳代謝が落ちてくると、メラニン色素は体の外へ出されにくくなり、シミ、そばかすの原因になります。
効果的な紫外線対策は
２種類の紫外線には、それぞれ適切な対策があります。
紫外線がいろんな角度からくるので日傘や帽子も大切ですが、日焼け止めクリームを塗ると紫外線対策の効果が大きいです。
日焼け止めクリームは紫外線を吸収する成分と反射する成分を組み合わせて作られています。
UV-AとUV-Bの２種類の紫外線は性質が違うので、日焼け止めクリームも成分表示をよく見てみましょう。
日焼け止めクリームの成分表示
日焼け止めクリームの成分表示が何を意味しているのか、下記にまとめてみました。
「PA」という意味
PAはUV-Aをがどのぐらい防ぐか、効果を表す記号です。４段階で表示されます。
- 「+」 効果がある
- 「++」 かなり効果がある
- 「+++」 非常に効果がある
- 「++++」 極めて高い効果がある
「SPF」という意味
SPFはUV-Bをどのぐらい防ぐ効果があるかを表す記号です。
SPF15 UVBを１０分浴びて肌が赤くなる人が１５０分浴びても赤くならない
SPF20 UVBを１０分浴びて肌が赤くなる人が２００分浴びても赤くならない。
UVAの表示に比べて分かりにくい表示ですが、SPFの後ろの数字に１０分間かけた時間が日焼けを防止できる目安の時間を表しています。
SPFの最大表示は50+です。
UV防止加工がされている帽子をかぶる
紫外線は髪の毛や地肌にも大きく影響をあたえます。
特に薄毛の人は地肌に直接紫外線が届きますので、UV防止加工がされた帽子をかぶりましょう。
サングラス
紫外線は眼の水晶体を傷つけて白内障の原因にもなります。
長年の紫外線に無防備でいると眼の水晶体が濁って白内障になる事があります。
眼にも紫外線対策は必要です。
UV-Bはガラスを透過しませんので、眼鏡、もしくは通常のサングラスでも防ぐことができます。
UV-Aはガラスを透過します。UV対策用のサングラスが必要になります。
屋内にいてもガラスを透過してUVAは入ってきますので、日差しが強い窓際や、車や電車の中でもUV用のサングラスをかけていた方がよいでしょう。
おわりに
アメリカやヨーロッパの人たちは外出するときにサングラスをかける事が多いですが、ファッションの為だけでなく、目を保護する為にかけています。
私たち日本人と比べて体の色素が薄いので紫外線に弱いからです。
欧米人に比べて紫外線に耐性がある日本人ですが、ここ数十年、フロンガスを始めとした紫外線を弱めるオゾン層の破壊が進んだこともあり、日本周辺も強い紫外線にさらされるようになってきています。
六月はまだ曇り空が多いから紫外線は大丈夫といった認識は改めた方がよさそうです。
今後は六月でも日焼け止めクリームを塗って、空から散乱して降り注ぐ紫外線から体を守ることが、若々しく年を重ねてゆく秘訣になってゆくと思います。
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